突然ですが、みなさんは「蝶番」をなんと読みましたか??

 

正解は「ちょうつがい」です。

え、そのままでしょ。と思われた方!

しかし、わが社の社内では「ちょうばん」と呼び交わされており、これは勝手にそう読んでいるわけではなく、実は家具や建材・建築などの仕事をしている方は「ちょうばん」と読む方が多いようです。漢字自体も「丁番」と略字を使うこともあります。

業界の豆知識をさらっと披露しましたが、更なる知識として、この蝶番には色々と種類があります。「2枚合わせ蝶番」「自由蝶番」「アングル蝶番」「スライド蝶番」etc

この中で、扉付の組み立て家具に高頻度で登場するのが「スライド蝶番」。ということで、今回はこちらの紹介をいたします

何故、組み立て家具でスライド蝶番が多く使われているのかというと、扉を取り付けた後で、扉の角度や隙間を微調整できる部品だからです。(調整できると言っても、5㎜~1cm位の範囲ですが。)

組み立て家具は、お届け時の箱は小さいですが、完成すると木製の大きな家具です。部材の加工の段階で、どうしてもネジ穴などに1㎜程度の誤差が発生してしまったり、組み立て途中のネジの締め方で多少のズレが発生してしまったりもするので、積み重なった少しのズレが、完成後大きなズレやゆがみになってしまうこともあります。

完成品の家具では工場で微調整を行えますが、組み立て家具ではそれができません。完成後にお客様に調整して頂けるように、スライド蝶番を使用することが多くなります。

実は・・・、スライド蝶番にもいくつかの種類があるのですが、でも、今回は長くなってしまいますので、それはまたの機会をお楽しみに。

当社の商品でも数種類のスライド蝶番を使用している商品があります。部品の番号で分けていますので、種類を覚えていなくても大丈夫ですよ。でも、組み立ての際には番号を良くお確かめくださいね。

長々とお話しましたが、スライド蝶番の調整方法などは言葉や文章では伝わらない部分が多いです。当社のサポート窓口でも、電話越しに思わず自分も手を動かして説明してしまったり、力の入るところです。

ぜひ、下記の動画や資料をご参考にしてみてください。

スライド蝶番取り付け方はこちら。

スライド蝶番の調整方法に関しては、こちら。

tyouban F・R

tyoubann L・R

tyouban U・D

 

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